知っておきたい遺産相続の用語集

相続税(そうぞくぜい)

相続税とは、その名のとおり、財産相続の際にかかってくる税金のことです。

故人=被相続人から相続で財産を譲り受けた相続人が、相続税を支払う立場となります。

ちなみに相続税の対象となるのは、現金・預貯金・不動産だけではありません。他にも、特許権などの無体財産権・債権・株式、国債、投資信託などの有価証券・ゴルフやリゾートクラブの会員権・自動車・家財・骨董品・生命保険金・死亡退職金などなど・・・

非常に幅広い財産が、相続税の対象となるわけです。
これだけを見ると「いったいどれだけ相続税が取られるのか、恐ろしい・・・」と思ってしまう人もいるでしょう。

ですが相続税には「基礎控除額」というものがあり、相続で譲り受けた財産額がその範囲内であれば、相続税は一切かかりません。

現在のところ、相続税の基礎控除額は、「1000万円×法定相続人の数+5000万円」となっています。たとえば相続人が「妻と子ども2人」という場合、1000万円×3人+5000万円=8000万円までが、相続税控除対象となるわけですね。
さらに配偶者については相続税の特別な軽減措置がありますし、生命保険金や死亡退職金についても別途控除があります。

基礎控除額だけでもそこそこの枠があり、さらに他の軽減措置や控除もあるので、実際に相続税がかかってしまうような相続は、全体の4%程度に過ぎないと言われています。

また、近い将来にこの相続税の基礎控除の見直しをする可能性があるなど、課税強化が検討されていますが、それでも「相続税がかかるのは全体の7%ぐらいだろう」という見通しです。つまり大半の人にとっては、実は相続税というのは「無縁の存在」となるわけです。

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