知っておきたい遺産相続の用語集

事業承継(じぎょうしょうけい)

経営者となっている人が、自分の死後のことを考えた際に心配になることといえば、「今の事業をどうするか」ということでしょう。

「自分の代で廃業する」と決めているのならそれでいいのですが、「長男に会社を継がせたい」など、後継者を立てたいと考えている場合は、早急にその事業を引き継がせるための「事業承継」の準備をしていくことが不可欠です。

事業承継の準備としてまず大原則となるのが、「後継者にしたい人の意志を確認すること」です。いくら「会社は長男に継いでもらいたい!」と思っても、本人にその意志がなければ無意味ですので、この場合は「従業員などから新たに後継者探しをする」「会社の売却等を検討する」など、次善の策を考えていく必要があるわけです。

後継者が定まってきたら、次は人・物・お金の動き、株主の構成、現在の株式評価などといった「会社や財産についての状態」を、あらためてきちんと把握するようにしましょう。

さらに、その後は本格的な事業承継についての手続きがいろいろ待っています。
会社の現状を把握・分析した上で引き継ぎ計画を立てたりと、やることは目白押し。事業承継というのは数週間や数ヶ月などの短期間で終われるものではなく、年単位での取り組みが必要になることが一般的ですし、やり方がまずいといつまでたっても終わらないどころか、いらぬ混乱を招いてしまうこともあります。

できるだけスムーズに事業承継を進めていくためにも、弁護士等の助けを借りて準備を進めていきましょう。

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